2012年10月14日日曜日

阿賀野川河川敷の汚染状況(その2)

阿賀野川河川敷の汚染状況(その2)


  5月末から6月初頭にサンプリングした阿賀野川右岸の6つの河川敷のうち2つの地点を選択して、再び土壌を採取して放射能濃度の変化を調べてみました。

  下流域にあたる阿賀野市下里河川敷では、5ヶ月経過しても河川敷土壌中の放射性セシウム濃度にほとんど変化がありません。 一方、上流域の安田橋運動公園河原に関しては数値が大幅に減少していました。

  安田橋運動公園付近で今年の夏から河川の護岸改修工事が実施されているため放射性セシウム濃度の減少は、自然減ではなく人為的なものと考えています。 いずれにしろ、阿賀野川の底質泥を介した放射性セシウムの流下移動は現在も続いているものと考えられますので、今後も継続的に監視して行く予定です。



採取地点 採取日 測定日 放射性セシウム合算
(Bq/kg(乾))
阿賀野市下里河川敷 2012-10-09 2012-10-15     135
阿賀野市下里河川敷 2012-06-10 2012-06-15     200
阿賀野市安田橋運動公園河原 2012-10-09 2012-10-15       71
阿賀野市安田橋運動公園河原 2012-05-25 2012-06-02      197
                                  ※放射性セシウム合算=Cs137+Cs134
               



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2012年10月10日水曜日

測定結果(10/1〜10/9)

測定結果(10/1〜10/9)

 

  五頭山麓に分け入って天然キノコを採取し測定してみました。 キノコが生育している土壌が汚染されている場合に、キノコには放射性セシウムが濃縮され易いとの報告がありますので、五頭山麓の汚染を間接的に知る意味で、食用・毒キノコの区別なく採取し放射能測定を実施しました。

 採取した天然キノコを水洗いし、水を拭き取った後にミキサーで裁断! 測定中の発酵を抑えるため電子レンジで過熱後に室温に戻し、マリネリ容器に充填後に測定!

  その結果、Cs134は検出限界未満でしたが、Cs137で1.7 Bq/kgと市販されている菌床栽培生シイタケと同様に汚染度が低いことが分かりました。 


  なお、新潟県の報告では、ワタゲナラタケ(湯沢町)7.9 Bq/kg、アミタケ(阿賀町)11Bq/kg、 ヌメリイグチ(阿賀町)18 Bq/kg 等から放射性セシウムが検出されており、阿賀町や湯沢町での原発由来の汚染がキノコからも検出されています。
◎野生きのこの放射性物質の検査結果について(新潟県)


                          
試料名 採取日 測定日 測定重量 Cs137
(Bq/kg)
Cs134
(Bq/kg)
釜揚げ風ゆでうどん(福島県本宮市) スーパー購入 2012-10-02 1,037g 検出限界未満(<1.2) 検出限界未満(<1.2)
白米(24年胎内市産こしひかり) スーパー購入 2012-10-05  995g 検出限界未満(<1.4) 検出限界未満(<1.3)
天然きのこミックス(五頭山麓) 2012-10-04 2012-10-06  877g    1.7 検出限界未満(<1.3)
菌床栽培生シイタケ(JA越後中央) スーパー購入 2012-10-06  670g    2.1 検出限界未満(<1.7)
湖沼堆積泥(瓢湖北岸) 2012-09-30 2012-10-09  795g    5.4 検出限界未満(<1.9)
土壌(大室浄水場隣接道路脇) 2012-10-03 2012-10-06 1,059g    12.8 検出限界未満(<2.0)
土壌(大室浄水場隣接土手) 2012-10-03 2012-10-06  963g    2.5 検出限界未満(<2.1)
測定時間は10,000秒〜30,000秒


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2012年10月1日月曜日

自動車エアコンフィルターの放射能測定

自動車エアコンフィルターの放射能測定


   土壌等が放射性物質で汚染された場合に、細かな汚染粉塵が風によって巻き上げられ、遠方に移動して汚染拡大を引き起こし、呼吸により汚染粉塵を体内に取り込んで内部被曝の原因となることが危惧されています。 大気中に含まれる汚染粉塵の量を知るためにはハイボリュームエアサンプラー(粉塵収集装置)等で大量の空気を吸引してろ紙上に粉塵を捕集して調べる方法が一般的ですが、当方にはその装置がありません。  そこで、自動車エアコンフィルターに着目して、そこに捕集されている放射性物質の量を測ってみることにしました。 通常、エアコンフィルターは1年間程度で交換するのですが、そこには外気に含まれていた粉塵と共に放射性物質がトラップされているはずです。 特に、汚染レベルが高い地域で使用された場合は、エアコンフィルターの汚染度も高くなっていると予想されます。


   今回、原発事故当時から福島県いわき市で使用されていた自動車に装着されていたエアコンフィルターの提供を受けたので、放射性物質量を求めてみました。 エアコンフィルターは車種によって形状が異なるため、そのまま測定用の容器に入れても測定条件が一定となりませんので、水による溶出操作を加えることにしました。

前処理と測定法

 

エアフィルターの表面線量率測定
   吸気側には白い繊維状の埃が目立つが、排気側には観察できず! NaIシンチレーションサーベイメーターで吸気側の表面線量率を測定したところ。フィルター表面では0.10μSv/hとわずかに高い数値を示した!




エアフィルターの洗浄
   エアフィルターを超音波洗浄機に収まるサイズにカッターで切断! 精製水約200mlを用いて裁断したエアフィルターを超音波洗浄(10分)し、汚れを含んだ水を1リットルマリネリ容器に移し替えた後、新たな精製水で洗浄を計5回繰り返した(約1リットル)。 回収した水は濁っており、不溶性の沈殿物も確認。 1リットルマリネリ容器をガンマー線モニター(AT1230A)にセットし、30,000秒測定!



不溶物の分離
   測定終了した洗浄水からろ過フィルター(コーヒー用ろ紙)を用いて不溶性の物質を回収した後にろ液を再度 30,000秒測定!



測定結果

 

エアフィルターに吸着されていた放射性セシウムの量は43.5 ベクレル(測定重量で補正)で、不溶物除去後に18.4ベクレルに減少(放射性セシウムの58%がろ紙上に回収)していることから、ろ紙上に回収された不溶性物質に放射性セシウムが水に溶けない状態で強く吸着していると考えられる。 不溶性の部分はバーミキュライト等の粘土質と推測しているが、水溶性の部分の化学形の解析に関しては今後の課題です。

  今回の一連の測定ではエアフィルター表面の線量率が周囲の環境と比べて同じか僅かに高い程度で当初はほとんど汚染は無いと思われましたが、水による溶出測定を実施して放射性セシウムによる汚染を初めて確認できたので、表面の線量率のみによる判断は汚染を見逃す可能性があります。
     
試料名 測定日 測定重量 Cs137
(Bq/kg)
Cs134
(Bq/kg)
Cs合算
(Bq/kg)
エアフィルター洗浄水 2012-09-25  997g   27.4   16.2  43.6
エアフィルター洗浄水(不溶物除去) 2012-09-26 1,000g   11.5     6.9  18.4

   なお、エアフィルター洗浄液と不溶物除去後の放射能比は、それぞれ(セシウム137:セシウム134=1:0.59、セシウム137:セシウム134=1:0.60)となり、原発事故初期にセシウム137とセシウム134は放射能比(1:1)で放出され減衰を考慮した測定時点(9月25日〜9月26日)での理論的放射能比(1:0.61)とほぼ一致しており、測定しているものが原発事故由来のものと確認できた。






   ※自動車エアコンフィルターや自動車吸気フィルター(エアエレメント)の汚染は各地で確認されておりますが、国や自治体が明確な基準・方針を定めていないため、交換作業に携わる人の被曝や、高レベル汚染フィルターの廃棄方法もわからぬまま放置されているのが現状です。

    ◎放射性物質で汚染されたエアフィルターの取り扱い指針(日本空気清浄協会)


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測定結果(9/17〜9/30)

測定結果(9/17〜9/30)



                            測定時間は10,000秒〜40,000秒
試料名 採取日 測定日 測定重量 Cs137
(Bq/kg)
Cs134
(Bq/kg)
雪印メグミルク(海老名工場) スーパー購入 2012-09-25 1,030g 検出限界未満(<1.1) 検出限界未満(<1.1)
農協牛乳(新潟市西蒲区) スーパー購入 2012-09-30 1,032g 検出限界未満(<1.1) 検出限界未満(<1.0)
水道蛇口水(阿賀野市水原地区) 2012-09-25 2012-09-28 1,000g 検出限界未満(<1.3) 検出限界未満(<1.2)
24年産玄米(新潟市江南区横越)   不明 2012-09-29  828g 検出限界未満(<1.8) 検出限界未満(<1.6)
24年産白米(新潟市江南区横越)   不明 2012-09-29 1,018g 検出限界未満(<1.4) 検出限界未満(<1.3)
ぶなしめじ(雪国まいたけ) スーパー購入 2012-09-25 166g 検出限界未満(<12.9) 検出限界未満(<12.1)
乾燥土壌(新潟市江南区) 2012-09-16 2012-09-28 1,154g 検出限界未満(<2.2) 検出限界未満(<1.9)
乾燥土壌(柏崎市) 2012-09-15 2012-09-28 1,233g 検出限界未満(<2.0) 検出限界未満(<1.6)
乾燥土壌(刈羽村) 2012-09-15 2012-09-28 1,126g 検出限界未満(<2.1) 検出限界未満(<1.7)
河川土壌(五頭山麓いこいの森) 2012-09-16 2012-09-23 1,445g 検出限界未満(<2.5) 検出限界未満(<1.9)
河川水(五頭山麓いこいの森) 2012-09-16 2012-09-18 1,026g 検出限界未満(<1.2) 検出限界未満(<1.2)

   ※重量不足のため、検出限界値が高くなっています! 検出限界値は試料の種類、重量、測定時間等により変動します。


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2012年9月27日木曜日

稲わらの放射能測定

稲わらの放射能測定


農家さんのご協力で、24年度に収穫した「稲わら」が入手できたので、放射能を測定してみました。



 ①乾燥稲わら
   阿賀野市小浮で採取した「稲わら」を電子レンジで加熱して風乾後にミキサーで粉砕し、1リットルマリネリ容器に充填してNaIシンチレーションカウンター(AT1320A)で40000秒測定。

  粉砕した「稲わら」はスポンジ状となり、 容器に充填するのが困難でしたが、約350グラム程度充填できました。


②炭化稲わら
  「稲わら」に含まれる放射性セシウム濃度を高めるために、放射性セシウムが飛散しない低温(約250度)で乾燥稲わらを炭化(蒸し焼き)。 「炭化稲わら」を再度ミキサーで粉砕し、1リットルマリネリ容器に充填して40000秒測定。
 




測定結果

試料名 採取日 測定日 測定重量 Cs137
(Bq/kg)
Cs134
(Bq/kg)
放射性K40
(Bq/kg)
乾燥稲わら 2012-09-20 2012-09-21 353g 検出限界未満(<3.5) 検出限界未満(<3.3)   386
炭化稲わら 2012-09-20 2012-09-22 247g 検出限界未満(<5.2) 検出限界未満(<5.0)   960

放射性セシウムは全て検出限界未満でした。
「炭化稲わら」の放射性カリウム40の濃度が、「乾燥稲わら」の2.49倍に濃縮されているので、放射性セシウムも同率で濃縮されると仮定すると、乾燥稲わら換算で放射性セシウムの検出限界値がいずれも2.0 Bq/kgとなり、「乾燥稲わら」に含まれるセシウム137とセシウム134の合算は4.0Bq/kg未満と推測できます。 なお、土壌から白米には稲わらの1/5 程度の放射性セシウムが移行するという報告がありますので、この白米に含まれている放射性セシウムは 1Bq/kg未満となります。

※放射能濃度が低く、かさ高い検体は、そのままでは充填密度が低くなるので、本来は電気炉等で低温灰化した後に酸抽出により濃縮測定するのが望ましいのですが、そのような設備がありませんので上記のような変法を使用しました。

 
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2012年9月23日日曜日

かんがい用水路の堆積泥調査(その2)

かんがい用水路の堆積泥調査(その2)

 

    用水路堆積泥の追跡調査(9/2〜9/15)を実施しました(4地点)。 検出限界値を超えた放射性セシウムが検出されなかった阿賀野市熊堂村新田の用水泥を再度サンプリング(9/27)し、再検討しました!  


 6月に採取した用水路と同地点で堆積泥を採取し、 前回と同様に天日乾燥後にふるいにかけ、異物を除去した後、1リットルのマリネリ容器に充填し、5000秒〜10000秒測定! その結果、阿賀野市熊堂村新田で採取した用水堆積泥を除いた3地点で全ての地点で前回と同レベルの放射性セシウムが検出されました。 
     放射能濃度の増減は認められるものの、大きな変化はありません

 

試料名 採取日 測定日 放射性Cs合計値
(Bq/kg)
用水路堆積泥(阿賀野市沖通) 2012-09-02 2012-09-10    130
用水路堆積泥(阿賀野市沖通) 2012-06-23 2012-06-30    191
用水路堆積泥(阿賀野市熊堂村新田) 2012-09-27 2012-09-30    277(訂正)
用水路堆積泥(阿賀野市熊堂村新田) 2012-06-23 2012-06-30    241
用水路堆積泥(阿賀野市法柳新田) 2012-09-15 2012-09-18    145
用水路堆積泥(阿賀野市法柳新田) 2012-06-28 2012-06-30    161
用水路堆積泥(新潟市北区上大月) 2012-09-02 2012-09-06    415
用水路堆積泥(新潟市北区上大月) 2012-06-28 2012-06-30    371

   阿賀野市熊堂村新田に関しては、サンプリング地点を間違えたために生じた単純ミスです。申し訳ありません!(夏草で用水路全体が隠れていたために、別の地点から採取してしまいました。)




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2012年9月14日金曜日

測定結果(9/7〜9/14)

測定結果(9/7〜9/14)

 スーパーで安売りしていた「もも果汁飲料」から放射性セシウムが検出されました! 

 

もも果汁入飲料


試料名 採取日 測定日 放射性Cs合計値
(Bq/kg)
明治ブルガリアヨーグルト(宮城県東北工場) スーパー購入 2012-09-10 検出限界未満(<2.7)
雪のふる里低脂肪乳(南魚沼市・KK雪里) スーパー購入 2012-09-10 検出限界未満(<3.0)
北の草原牛乳(燕市・原田乳業) スーパー購入 2012-09-11 検出限界未満(<3.0)
白米(北越後コシヒカリ 新発田市23年産) スーパー購入 2012-09-12 検出限界未満(<3.4)
35%もも果汁入飲料(ヤマザキ) スーパー購入 2012-09-14     3.0


    セシウム137のみ検出! セシウム134は検出限界未満でした。 なお、測定時間 50,000秒の検出限界値は、セシウム137(1.4 Bq/kg)、セシウム134(1.3 Bq/kg)
    原材料に使用されている桃は国内産ですが詳細な産地は不明! (山梨、福島、長野県の3県で桃の生産量の65%を占めています。)
    35%もも果汁入飲料の1缶(350ml)に、約1ベクレルの放射性セシウムが含まれている計算になります。 また、原材料の桃は 8〜9 Bq/kg程度のセシウム濃度と推測できます。



  なお、JA新ふくしまでは、NaIシンチレーション検出器を用いて出荷前農作物の放射性物質自主検査を実施しています。 ただし、測定時間30分で検出限界 セシウム137 10Bq/kg、セシウム134 10Bq/kg、セシウム合算 20Bq/kgという極めて緩い条件で測定しています。 JAが独自に自主検査することは評価に値しますが、基準値(セシウム合算で100Bq/kg)を超えていないという根拠で放射性セシウムが含まれている農作物を市場に出荷していることは、生産者の姿勢が疑われます。 到底、「風評被害」の払拭には効果は無いでしょう! 



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2012年9月6日木曜日

公開を条件に無料で測定します

自然計数の低減

 

  測定装置の下部の鉛遮蔽を7月末に強化しました。 この結果自然計数が30%程度減少し、以前より短時間で低レベルの放射能を定量できるようになりました。

   ようやく気温が下がって測定に適した季節になりました。 猛暑の中では、測定室と測定器を一定の温度に保つことは困難でしたので、測定は気温の下がった深夜にのみに実施していました。 今後は、エアコンの能力で充分に温度をコントロールできますので、測定数を増やしてゆく予定です。

   「あがのラボ」では、測定結果の公開を条件に完全無料で測定しています。 食品等を測定したいとお考えの方は気軽にご連絡ください!(「放射能無料検査申込書」をダウンロード/プリントして必要事項を記入の上で検体と一緒にご持参下さい。)


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測定結果(8/10〜9/6)

測定結果(8/10〜9/6)

 

試料名 採取日 測定日 放射性Cs合計値
(Bq/kg)
用水路堆積泥(阿賀野市沖通)※1 2012-09-02 2012-09-06     130
用水路堆積泥(新潟市北区上大月)※1 2012-09-02 2012-09-06     415
周回水路堆積泥(瓢湖・さくら池)※2 2012-08-07 2012-08-11     360
畑土壌(阿賀野市外城町) 2012-08-28 2012-09-01       12
本つゆ(キッコーマン) スーパー購入 2012-09-01 検出限界未満(<2.7)
味ぬか(チヨダ) スーパー購入 2012-08-10 検出限界未満(<3.9)
猫エサ・ミオ(日本ペットフーズ) ※3 スーパー購入 2012-08-27 検出限界未満(<9.4)
猫砂(ライオン)  ※3 スーパー購入 2012-08-27 検出限界未満(<4.6)

   ※1  定点測定】:前回の測定値(6月末採取試料)は、191 Bq/kg(阿賀野市沖通)371 Bq/kg(新潟市北区上大月)で、大きな変動は認められず、用水路堆積泥のセシウム汚染は継続している。
   ※2  定点測定前回の測定値(6月末採取試料)484 Bq/kg(C地点)からの大きな変動はない。
         ※3      牛、馬、豚、家きん(にわとり、うずら)、養殖魚に与える動物用飼料に放射性セシウム暫定許容値が設定されていますが、ヒトと密接に接する機会が多い犬猫などのペット(愛玩動物)のエサに関する基準値は定められていない。


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2012年8月5日日曜日

食品類の測定結果

食品類の測定結果

 

試料名 採取日 測定日 放射性Cs合計値
(Bq/kg)
水道蛇口水(阿賀野市) 2012-05-20 2012-05-20 検出限界未満(<4 .8)
水道蛇口水(阿賀野市) 2012-05-21 2012-05-21 検出限界未満(<4 .2)
水道蛇口水(阿賀野市) 2012-05-25 2012-05-25 検出限界未満(<4 .6)
水道蛇口水(阿賀野市) 2012-05-28 2012-05-28 検出限界未満(<4 .5)
水道蛇口水(阿賀野市) 2012-05-30 2012-05-30 検出限界未満(<4 .3)
水道蛇口水(阿賀野市) 2012-06-22 2012-06-22 検出限界未満(<4 .3)
水道蛇口水(阿賀野市) 2012-07-07 2012-07-07 検出限界未満(<4 .0)
水道蛇口水(阿賀野市) 2012-08-01 2012-08-01 検出限界未満(<3 .8)
天然水南アルプス(サントリー) スーパー購入 2012-07-01 検出限界未満(<3 .8)
新潟県産こしいぶき スーパー購入 2012-07-07 検出限界未満(<3 .5)
コシヒカリ(新発田市) スーパー購入 2012-05-18 検出限界未満(<4 .0)
たけのこ(阿賀野市) スーパー購入 2012-05-21 検出限界未満(<9 .6)
ジャガイモ(胎内市) スーパー購入 2012-08-01 検出限界未満(<4 .1)
オレンジ(カルフォルニア) スーパー購入 2012-05-28 検出限界未満(<4 .6)
麦茶パック(ひたちなか市) スーパー購入 2012-08-03      11


スーパー購入の「麦茶パック」から、11 Bq/kgの放射性セシウムが検出されました。 麦茶の原料となる「二条大麦」「六条大麦」は、栃木、茨城、群馬等の関東地方と九州、北陸で生産されており、茨城県の検査によると「平成24年度産大麦」は検出限界値以下ですが、福島原発事故直後の「平成23年度産大麦」から放射性セシウムが検出されています。

「麦茶パック」のメーカーに該当商品の原材料及び生産年、放射能検査体制を問い合わせたところ、該当商品は「茨城県平成23年度産大麦」を使用しており、麦茶原料麦に関しては全国麦茶工業組合および自社にて独自検査を実施しているとの回答がありました。

通常、麦茶は「麦茶パック(約10グラム)」を1リットルの水を使用して、水出し・煮出しにて作成しますので、麦茶パック中に含まれる放射性セシウムが全て溶出すると仮定すると、飲料に供する「麦茶」1リットル中に放射性セシウム 0.11 Bqが含まれることになります(実際の溶出率はもっと低いのでセシウム濃度もさらに低くなる)。 いずれにしても、麦類はコメと同様にセシウム汚染が確認されていますので大量に飲料する「麦茶」「麦茶パック」購入の際には原材料の産地確認が必要です。


粉末麦茶
麦茶パック(約50パック)から粉砕麦茶を取り出し、
ミキサーで粉末状に加工した後に、マリネリ容器に充填


全国麦茶工業組合
県内産麦の放射性物質検査の結果 (茨城県) 平成24年(2012)度産
県内産麦の放射性物質検査の結果 (茨城県) 平成23年(2011)度産


 ★連絡先
   あがのラボ (あがの市民放射線測定室) 担当:村上
           0250-62-3102  /  080-3208-6563

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